タイ古式マッサージとは?
ヨガのティーチャートレーニングのプログラムに取り込まれていることもあるほど、ヨガとの共通点があるタイ古式マッサージ。
「二人で行うヨガ」「受け身のヨガ」「怠け者のヨガ」「世界で一番気持ちいいマッサージ」とも言われるタイ古式マッサージとは、指圧、整体、矯正、ストレッチなどを複合的に駆使して「セン」と呼ばれるエネルギーラインを活用することで、心身の状態を整える施術です。
様々な形のストレッチは、他のマッサージにはない特徴的な手法といえます。セラピストさんが親指や手のひら、肘や膝、そして足を使って関節に働きかけ、筋肉や腱(けん)を伸ばしていきます。
タイ古式マッサージの歴史
ヨガ・指圧・整体などの流れをくむタイ古式マッサージは、タイの伝統医学の一つです。その歴史は古く、ブッタの主治医だったシヴァカ師が開祖といわれ、約2500年前に仏教とともにタイに伝わり現在まで受け継がれています。
タイ古式マッサージの効果とは?
タイ古式マッサージでは、全身をほぐすことによるリラックス、ヒーリング効果が期待されています。また、タイでは高血圧、冷え性、便秘、アレルギー、頭痛、糖尿病、生理不順、風邪の予防、低血圧、食欲不振、ぜんそく、貧血、老化防止、ストレス解消など60種類以上の効果が期待できると公式に認められているようです。
ストレッチを行うことにより柔軟性を高め、疲れがたまりにくい体に変えていきます。
タイ古式マッサージの施術とは?
本場のタイでは120分コースでじっくりと行うのが一般的。
タイ古式マッサージサロンの施術時間は比較的長めで、60~120分のプランが中心となります。
サロンごとに施術のスタイルは多少異なりますが、一般的なタイ古式マッサージは、重要なセンが集まっている脚を重視していて、足裏、脚のマッサージから始まります。120分の場合だと、片足30分ずつで下半身60分、上半身で60分というような時間配分になるサロンが多いようです。
上半身の施術は背中、首、肩のマッサージから始まり、腕、ハンドマッサージを行い、フェイシャル、ヘッドマッサージと続きます。そして最後に仕上げのもみほぐしとストレッチを行います。
まとめ
タイ古式マッサージを受けている時の脳内はアルファー波で満たされ、半覚半眠の状態になり、精神が安定し、心身ともにリラックスしていきます。心身が解放されるのをきっと体感できるはずです。